web拍手SS

【nontitle】

続くかどうかわかりませんがぼんやり書いておる若シキ×子アキラたんSSです。

雨の日に猫を拾った。

痩せっぽっちのまだ仔猫を。

猫は全身をびっしょりと濡らし、力なく汚い道端に倒れていた。

なぜ、わざわざそんなのを拾ったのか。それはわからない。

抱き上げた猫は、無意識に体をすりよせて腕の中に収まった。

その仕草と意外な温かさが、気に入った。それだけだ。

濡れて冷えた体を浴槽に投げ入れて、湯をかけた。

震えていた猫は今の状況についていけず、ぼんやりと座ったままだ。

「おい、」

きちんと聞こえているようだ、瞳は向けられた。認識してているかは別として。

「脱げ。それくらいは自分でできるだろう」

微かに頷いて、ひどく緩慢な仕草で薄汚れたTシャツを脱ぎ浴槽の縁に置く。

それから、ジーンズに手をかけようとして、手が止まった。

ゆっくりと視線を動かして、周りを確認し。

最後に目が合う。 正しい判断だ。遅いが。

「…アンタ、誰だ?」

「人に名を聞くならまず自分の名を名乗れ。道端で転がっていたお前を拾ってやったのはこの俺だ」

「誰もアンタに拾ってくれ、なんて頼んでなんかいない」

「死にたいなら、このまま裸で放り出してやるぞ。すぐにその辺の好事家に拾われて、明日の朝には川に流れてるな」

「……アンタが、しないのか…?」

「そんな手間をかけるくらいなら初めから拾わん。時間の無駄だ。自分で脱がないなら脱がすぞ」

「…っ、自分で、やれる…から…だから……」

意志の強い目がこちらを見て、訴えようとするから。

仕方なく譲歩してやる。 シャワーヘッドを放り投げればホッとしたような表情を見せる。

「アキラだ…」

「なんだって?聞こえんな」

「アキラだ、俺の名前」

なかなか面白いものを拾った。

アキラを『拾った』男はただ「シキだ」とだけ名乗った。

それ以上何もアキラに言わなかったけれど、拾ったあとも捨てるようなことはせずにいたからアキラは居心地の悪さを少しだけ感じながらも彼が住まう、広いマンションにいた。

何もアキラに教えようとしないシキは、朝まだアキラが眠っているうちにいなくなり、帰宅も深夜に帰って来たり、2、3日帰って来なかったりもした。

稀に早く帰って来ても、アキラの存在をまるで空気のように思っているのか書類を広げ難しい顔つきで向き合っていたりしている。

アキラ自身、社交的な性質でもないからそこで根掘り葉掘り聞かなかったから、なおさらなぜ彼が自分を拾って好きなようにさせておくかわからずにそこで生活を続けていた。

『出ていく』という選択肢は思いつかないまま。

つづく。

これを某Aさんに送ったら「総帥はアキラたんを見つけた瞬間にコンマ一秒で計画を構築した」と言われました。うん、総帥はやる男。そして何気にアキラたんはがっつり落ちておるのです。

by某N

| | コメント (0)

【午睡】

【午睡】

「……」
「……」
雲一つ無い蒼穹の空、柔らかく暖かな陽光、微かな花の香りを運ぶ微風。
これ以上無いほど『春の午後』を体現している昼下がりの庭園。
その中でも一際大きな枝振りを有する木の根元近く。正反対の色彩を持つ青年が二人。
表情は無表情のようにも見えるが、双方共に僅かながら眉間に皺が寄せられている。
原因は相手ではなく、その視線の先。
曲りなりにも剣を持つ者として、その神経を疑うような光景が目の前に転がっているのだ。
青々と生い茂った若葉の影の下、柔らかな下草の上で眠っている青年が二人。
一人は仰向けになって静かな寝息を立て、それまで読んでいたであろう本が投げ出された手の先に無造作に置かれている。
もう一人は先の青年のすぐ隣で横向きになっており、特徴的な鉤尻尾と一緒になって僅かに体を丸めている。
涼やかで凛とした存在感のほとんどを担っている、意志の強さを如実に現す瞳が閉じられている所為でその姿は年相応どころか、どこかあどけなささえ感じさせる。
―――いくら侵入者の心配はないとはいえ、無防備にもほどがあるだろう―――
だが、彼らを静かに見下ろす青年二人の思うところは別のもの。
心和むとかそんな微温湯のような感想ではなく、呆れを通り越して感心してしまう。
起こすべきか、起こさざるべきか。
本来ならば、隙がありすぎるやら腑抜けた様を晒すなやらと有無を言わさず叩き起こしているところだが、あまりの無防備さに何故かそんな気も起きない。
ならば、勝手に起きるまで放っておいてやろうか。

というか、自分以外に寝顔を晒すんじゃない。それだけがどうも眉間から皺の消えない事柄であったけれど。

by 某A

| | コメント (0)

どもども。 某N。

こんばんみ~~。

なんとかこないだから言っておりましたED3妄想を形にすることができました。

まだ序章なのでタイトルも「ゼロ」です。ま、次も早々にうpする予定ですので。

次こそはもうちょっとイルレ&淫靡たんを!!!!!!

あ、下の方で某Aさんがいやっほぅしておられるスーツ絵ですがいやはや暁さん、はじめまして(って、ここでですみませ…orz)そしてありがとうございます。

某Aさんと一緒においしくもぐもぐごっくんいたしました。むしろスーツ萌え+マフィアネタ!!!!とさらに盛り上がりの対象に。あぁぁぁああ、絵描きさんって素晴らしいです。名古屋から関東に向かってひたすら拝みます…アラーの神のごとく。

あと、携帯投稿でちょっとぶつ切れてた部分がありましたね。

なんかちょっとスーツネタが中途半端に切れてましたココ

ここですが。

まぁ、かわいこたんがちょっとくらいネクタイをへたくそに結んでも彼らはいいのですよ。なぜならそれをかわいこたんたちが彼らのためにやる、ということに意義があるのです。結果ではありません過程が素晴らしいのです。

そんな熱弁プラスですね。

私はとにかく曲を聴いて妄想の輪を広げる派なんですよ。うん、だから音楽を聴いてても「あぁ、これってちょっとあれだよね」と一人ほくそえんでおるのです。小説もそれで書いちゃうことがあるのです。

で、こないだもCDを整理してたら中谷美紀さんの「食物連鎖」というアルバムが出てきましたね。

その中の私が一番好きな曲「逢い引きの森で」という曲がED1のシキアキだな、と。曲自体は終始静かめなんですが歌詞がね。

6月の雨の中でみつめあって出会ってしまったり。

6月の雨の中でくちづけたり。「あなた」は「わたし」を強くだきしめたり。

歌詞の中でこんな言葉があります。

「あなたは私の心奪って

逢いびきの森からふいに消えてしまったの」

これが、あのEDにすごくかかってくるなぁと。そのあなたはさよならも告げずに心を奪ったまま立ち去り私は探すのです。もぅね、思わず「ちょ!!!アキラたん!!!」とそっと目頭を押さえましたとも。いやぁ、マイナーすぎてわかりづらいですがよろしければ歌詞検索をどぞ。

ちなみに最近淫靡たんに堂本剛氏の「溺愛ロジック」を歌ってもらいたいなwwとか呟いてます。

「ぶってぶってぶってぶってお悪しちゃったらお気をつけなさい女は恐ろしい生き物よなんてね(笑)」

「抱いて抱いて抱いて抱いてズキドキさせて心臓ゆさぶって口唇ふさいで体温を頂戴」

ですよ。魔性!!!!

ライコノですが。むしろコノエたんにはKinKiのアルバムから「風の歌」を。こっちは結構ポップな感じの曲調なんですが。

「誰かのために歌いたいずっと変わらない愛の歌誰かのために聴かせたい胸の高鳴りと独り言君だけがいればいい最後の人よ」

って賛牙から闘牙への言葉みたいだなぁって。

あ、すいません。ごっつい趣味に走った選曲です。てゆか、私の基本はこの関西二人組なので。アルバムはすごいですよ、この人たち。妄想力をガンガン掻き立てられる。

そいでは。

あ、埋められたイルレはまた後日!!!!

| | コメント (0)